もちもの~*

こどもの《えにっき》みたいにかく《おつかいえにっき》です。2023-07-19からはじめます。

お茶の水から湯島天神

お茶の水から湯島天神まで歩く。
聖橋の照葉樹の新緑がテカテカと光っている。
こんなに坂道だったのかと、地形が面白い。出版社の数々。
湯島天神は高台の端にある。
カラスが二羽、とんでいる。すずめは低く直線飛び。社殿を一回り。複雑な社殿。

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梅の咲く頃、何度か来ている。盆栽みたいな梅。よくもここまで多様に曲がりくねったものだと関心する枝。
いつも、上野から歩いていた。
上野、不忍池方面へ続く石段とその下の通りを見下ろす風景は、何かしらしっくりくる。

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帰り道もまた坂道を上り下りして、お茶の水まで。
神田明神に立ち寄る。
岩の上の獅子?狛犬?が、呼んでいる気がして眺めていると、すずめが飛んできて岩遊び。

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湯島聖堂を道路から見下ろし、お茶の水駅へもどる。地形が面白い散歩道。

井の頭弁財天

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井の頭公園の、弁天池にある弁天様にお参りする。
8日はお釈迦様の誕生日、花祭り
お釈迦様に甘茶をかけてお参り。甘茶がとろりと光っている。

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飾られた花々、なんだかままごとをしているみたいな手作り感が可愛い。

そして甘茶がいただける。甘茶は本当に甘い。その甘さにいつも驚く。

井の頭公園へ向かう丸井の道で、頭に向かって低く飛んできたカラスが急カーブ、驚かされる。
公園では集団で旋回したり、付いて来たり、しょっちゅう鳴いていた。
キジバトにも出会う。目の前を歩いて横切ったので、つまずきそうになる。

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花見客やボートは混み合っていたが、弁天様付近は程よい賑わい。

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狛犬は素朴な魅力があり、思わず笑ってしまう。顔が楽しい。江戸の庶民の寄贈だとか?何かで読んだ記憶がある。

渋谷Bunkamura

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ザ・ミュージアムで「俺たちの国芳 わたしの国貞」を観覧。

国貞の「雪遊び」をゆっくり楽しんだ。どれもただただおもしろすぎて、時間がいくらあっても足りないから、泊まり込みがいい。

どこかで出会ったような人達が大勢いたような気もする。
これは、おとなりのおばあさんの若いころ、とか、あっ、おじさんがこんなとこに、とか。
そうでない人々も。

家がとばされそうなほどの台風の時ってこんな感じとか、地震の前の揺れを描いているのかこれは、とか、部屋の隅に押し込まれそうな圧力を描いたのか、これは、など、思い当たることが多い。

人々がだんだん植物に見えてきたり、見えるというより、女の人の姿の上に透ける紙に描かれた花なんかが、重なって見えてきて驚いた。
アネモネ、芥子の花、みたいな花を一番覚えている。

人の動きのある姿は、これを植物に置き換えたらそのまま絵になってしまうな~
人も動物も植物も、生き物はけっこう同じ動きなんだ、いやいや、生き物でなくても、もしかすると同じか、などと、果てがない。

東京国立博物館

お天気だからか、また上野を歩いた。
と言っても、上野公園の桜並木を背に、何となく東博に向かっていた。

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公園口に降りると自然にそうなるのか、噴水から見える建物はお寺が神社にもにた存在感。

博物館のお庭の桜を楽しもうと決めた。
山形の立ち姿の土偶も展示してあると知り、何かの縁か。
毎年、春には「博物館でお花見を」の企画展もある。

山形の土偶は、以前見たときより魅力的だった。すらっとしてスッキリ立っている。真横からはちょっと不思議な形。どちらが正面かわからなくなる。
正面には幾つかの穴があるが、これは何の穴だっけ。わかっているのかいないのか、読んだけど忘れているのか、操り人形の糸とうしの穴を想像してしまった。
でも、土偶は操れないな~。

博物館の庭園はもとは寛永寺の庭だったらしい。

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ミカドヨシノサクラ、オオシマサクラ、シダレザクラなど、建物とともに眺めると雰囲気がある。

重みのある博物館の建物に比べ、庭園はかわいく親しみやすい。
庭園開放は春と秋の二回なので、もう一度くらいは行ってみたい。

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カラスにご注意の立て札あり。
ついてきているカラスは、多分、二羽。
ただ、カラスは連帯する。
カラスの行動は、tenuguisantori’sに、書いた。
このタイトルはいまだに不思議。

駒込六義園

枝垂れ桜はかなり散っていた。

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門越しに見る枝垂れ桜は別世界で、まずはこの風景を楽しむ。
ただ、昨日は、幹に驚いた。ちょうど目の高さ、その幹が目に飛び込み驚いた。幹のなにに驚いたのかよくわからない。

池の向こうに見える茶屋も、楽しみな景色。茶屋にいる人たちが、スクリーンの中みたいに感じいつまでも見飽きることがない。特に夜。

国分寺殿ヶ谷戸庭園

武蔵野の山野草と湧水の庭と言われ、国分寺崖線の段丘と湧水が自然にとりこまれた庭園で、紅葉亭から望む池は庭園であることを忘れそうだ。
そんな特徴のある庭だが、昨日、ほんわかとしたのは、大芝生ごしに見える木々の景色だった。

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芝生の地面が丸く丸く見え、すると木々までも漫画のように丸みを帯びて見え始めた。

自然に限らす、建物なども、丸く感じる時があるが、いずれもその場所がその時心地のいい空間であることが多い。

いつここへ来ても、大芝生に見とれていたかもしれない。

桜の木は、大木が一本、満開だったが、庭園を楽しんでいる人は数人だった。色合いの素敵な桜、山桜だった。

大国魂神社の桜も、山桜か。